2009.5月
愚痴に付き合う
ファミレスでお昼ご飯を頂きながら 知り合い数人とお話する機会がありました。
その会話の中で、あるお母さんの話です。「その方の娘さんは結婚していて、赤ちゃんが生まれて半年の、子育て真っ最中」なのだそうです。しかし、どうもその娘さんは、お子さんから開放されたいらしいのです。
「娘は子供が生後半年くらいの赤ちゃんなのに、その子から離れたくて仕方ないのよね」っと、子供を突き放す様なしぐさをして説明していました。
その後、話が変わって携帯電話の事になり、「携帯は持たないようにしているの」とのこ事!
娘につかまってしまうと、30分以上愚痴を聞かされる。そうすると、自分の時間がなくなるから娘さんの「愚痴から逃れる方法」として携帯を持たないのだそうです。
「鏡の法則」
私は「もったいない」とつい言ってしまいました。愚痴でもなんでも娘が頼ってきて30分も話しをしてくれるなんて、嬉しいじゃありませんか!
その後にふと思った事がありました。私がまだ若い頃、よく母に電話で愚痴っていた事を・・・・。
私の母は私が満足するまで愚痴に付き合ってくれました。
とたんに母への感謝の気持ちが沸々と湧いてきて、あの頃は
「ただ聞くばかりではなく、的確なアドバイスしてくれたら良いのに!」なんて勝手な事を思っていたのです。でも、今は聞いてくれる母のいた事が「ありがたい」と改めて感じさせて頂いた話でした。
もうひとつ感じた事は「あれ?お母さんの娘に対する気持ちと、娘さんが赤ちゃんに対する気持ちと一緒!」自分の心がそのまま娘さんの心に鏡のように映し出されていますね。これを鏡の法則とも言うのです。なかなか自分では気が付かない訳ですが、「この人は全く困った」なんて感じた時はもしかすると貴方の心が映っているのかもしれません。さて私は娘にどう接しているかしら?
お母さんが、しっかり受け止めてくれたらきっと娘さんは、小さな我を子を抱きしめる事ができますね。そして、お母さんが愚痴を聞かないという事も本当は娘さんに自立を促す愛情と取れたら素晴らしいですね。
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